短期目標と長期目標のトレードオフは、いつの時代でも、またどんな組織にも見られる、いわば永遠の課題です。

ただSDGsで描かれている世界観へのシフトは、10年単位で語られるビジネストレンドの変化というレベルではなく、100年単位での社会システム全体の変容です。

それは、バックキャスティングという言葉で表現されるように、現在の延長線に未来を描くのではなく、理想の未来を決め、そこから逆算して今必要なことをやる、という発想を含んでいます。これはSDGsに限らずとも、現在多くの企業で切望されている発想です。

こうした根本的な変化を創りだしたいのであれば、ビジョンや組織の在り方といった”時間はかかるけれども本質的な変化を生み出す源泉”に取り組むのは当然のことです。

 

別の言葉でいえば、ビジョンや中期経営計画を掲げたときに、必ずでてくる「とはいえ、現実は××で○○なんてとてもじゃないけど無理」というあきらめと皮肉の声に、どうやって取り組んでいくのか、ということでもあります。

 

本質的な変化に必要なもの

さまざまな企業、組織の変革に携わっていると、効果的なアプローチ方法が多様であることに驚きます。ビジョンや中期経営計画の策定といった大きな視座のものから、日常のミーティングのやりかたといった具体的なものまで、組織の状況によってまちまちです。(多くはそのいくつかの組み合わせとなります)

ただすべてのケースに共通して言えることは、個人の意識変容が、最大にして最強の鍵だということです。もちろん中期経営計画の策定や、さまざまな経営管理手法を使うことは大事ですし私たちも実際にお手伝いをさせていただいています。しかしそれは基本的にHow、手段の話であって、従来のマインドセットが変化するといった、いわばWHYの変化はもたらしません。

“集団の活動に大きな変化が必要な際には、すべては必ず個人が変わることから始まる。個人の内面がかわらなければならないのだ”

これは、金融危機やトランプ米大統領の誕生などを的中させ、最近ではマクロン仏大統領を見出したことでも知られる、かのジャック・アタリの言葉です。ある程度のレベルで発想するならば、この点はもはや自明なのです。

つまり、組織を変えていこうとする場合、1)個人の意識変容と、2)実際のビジネス遂行の計画・実施、の両面をバランスよくサポートすることがとても重要です。

 

導入事例


バックキャスティングで発想する組織へ「ビジョン&事業計画策定プロジェクト」

現状の延長線上にある未来ではなくSDGs的視点でバックキャスティングとメンバーの自発性からビジョンを創造し、事業計画を策定した事例です。

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そこに創りたい未来はあるか?「中期経営計画作成 プレワークショップ」

長期視点と短期視点、経営意識と現場意識、変革と現状踏襲などのギャップをカードゲームを使って意識とモードを切り替えた事例です。

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