【オンラインWS導入事例】NTTコムエンジニアリング:画面越しにも感じた参加者の熱量。次の一歩へつながる時間に

2,000名を超える従業員を抱え、ネットワークやインフラ、クラウドなどの設計・構築、保守運用を行っているNTTコムエンジニアリング社。

SDGsを社内へより深く浸透させることを目的に、カードゲーム「2030SDGs」のワークショップを2020年2月に計画するも、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため延期を決断。先の見えない状況下でも、社内で高まりつつあるSDGsへの関心を深めて次の一歩につなげるための機会にしたい、今できることをやりたい――そんな思いから、イマココラボのオンラインワークショップ「Transforming our World ~我々の世界を変革する~」を6月に実施しました。
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このインタビューでは準備段階の苦労から参加社員の反響までを、オンラインワークショップの企画運営を担当したお二人に率直に語っていただきました。

 

【今回実施したオンラインワークショップの実施概要】
・対象者:NTTコムエンジニアリング社の社員
・参加人数:約60名(希望者制、事務局含む)
・所要時間:約3時間
・参加方法:参加者自宅より各自がPCにてアクセス。事務局はオフィスの会議室に集まってモニタリング
・Web会議システム:Zoomを使用(https://zoom.us/)
・概要:SDGsのエッセンスである「Transform(変革・変容)」をキーワードに、ファシリテーターの講義と参加者同士の対話を実施。SDGsの本質を探求し行動へのベースを作る

【お話をうかがった方】

◆阿部 康子さん
社内組織でSDGs企画を主担当として推進。
今回のオンラインワークショップでは事務局として参加者の事前対応やアフターケアに務めたほか、久保さんと協力して企画運営も担当。

◆久保 博貴さん
イマココラボのワークショップに参加したことをきっかけにSDGsへの関心を深め、その思いを社内の人間とも共有したいと切望。その一環として、カードゲーム「2030SDGs」のワークショップを社内で実施したいとイマココラボにコンタクトする。社内におけるSDGsの啓蒙活動に熱心に取り組んでいる仕掛け人的存在。

 

-先日のオンラインワークショップでは、ありがとうございました。
早速お話をうかがっていきたいのですが、今回、このオンラインワークショップにはどのようなことを期待されていましたか。

久保: SDGsを社内に浸透させるためには、実際にカードゲームを体験してもらうのが一番だと思っていました。それができない状況なのであれば、今できる形で何かやりたい。次につながるような機会をつくりたい。そんな期待を強く抱いていました。

阿部: 昨春から、全社でSDGsの社内浸透のための施策をいくつか進めてきました。社員の認知や理解も少しずつ広がり、SDGsへの関心の火がようやく小さくともってきたと感じていたところでした。でも、次の一手として考えていたカードゲーム「2030SDGs」のワークショップは、新型コロナウィルスの影響によって延期を繰り返す状況になってしまいました。ようやく小さくともったSDGsへの関心の火を消さないために、そして、その火をより確かなものにしたいという思いが強くありましたね。

 

-集合研修ができないという制約の中でも、SDGsへの意識を高め、行動を生み出したいというお二人の気持ちが伝わってきました。
その一手としてオンラインワークショップの実施を検討いただいたわけですが、準備段階での気がかりやご苦労はありましたか。

阿部:正直なところ、課題も不安もたくさんありました。
まず、イマココラボさんから「ワークショップではオンライン会議システムとしてZoomを使います」とご提案いただいたのですが、実は弊社の社内規定ではZoomは使用不可。実施にあたって、まずはそれをどうするのかという課題に直面しました。

 

-「社内規定でZoomが使えません」とうかがって、実施は難しいのかもしれないと心配していました。その後すぐに、「実施します」とご連絡いただいたことが印象に残っています。

久保:Zoom使用不可の規定はまさに象徴ですが、検討課題はほかにいくつもありました。でも、担当役員を含めて企画運営に携わった全員が、「できる、できないではなく、どうやったらできるかを考えよう」と決めて動き出せたのが大きかったと思います。「できない」と言えばできない。でも、「どうやったらできるかを考えよう」と発想を換えれば、「できること」は一つずつ増えていくのです。

 

-まさにバックキャストですね。実際、Zoomの制約はどうやって乗り越えたのですか?

阿部:社内のネットワークやPCは規定上使用できないため、個人所有のPCでZoomを使える人、かつ当日の開催時間に社外のネットワーク環境を活用してリモートワークをしている人(在宅勤務者)、という参加条件にすることでクリアしました。

その結果として、限られた環境にある人だけが参加できる状況になってしまいました。果たしてどれくらいの人が参加してくれるのだろう? という不安が同時にありましたね。

 

-そうして実施にこぎ着けて当日を迎えたわけですが、どのような気持ちでしたか?

阿部:企画段階から不安だったのが、オンラインでつながったり話したりすることに躊躇する人がいるかもしれない、ということでした。特に弊社は社員数が多いので、このワークショップで「初めまして」のあいさつから会話する可能性も高い。役職や部署といった縦・横が交じった状態、しかもオンラインが初対面の人ばかりで大丈夫だろうか? と思っていました。

なにより頭を悩ませていたのが、オンラインでは参加者が目の前にいないため、反応がダイレクトに伝わらないということでした。その場その場で参加者がどのように受け止めているのか? どんな気持ちなのか? 細かな心の動きを察することができるか心配でした。

ところが始まってみると、ファシリテーターの方からの問いかけに対して、Zoomのチャット機能に参加者の熱のこもったコメントが次々と寄せられてきたんです。「購入している製品の背景を調べてみたい」「家族にSDGsを共有したい」など、参加者の本気というか、どんどんのめり込んでいっている様子が、チャットを通して伝わってきた。目の前に人がいなくても気持ちは伝わるのだと新鮮な驚きでした。

久保:日ごろから社内でSDGsの知識を伝える研修をしているのですが、参加者に自分の意見をなかなか話してもらう機会を作れずに苦労しています。それがオンラインのチャット機能を使うと、臆さずに自分の気持ちをどんどん吐露してくれる。オンラインならではの良さを目の当たりにして、社内研修の新しい可能性を感じましたね。

 

-当日の参加者の皆さんの反応に、私たちファシリテーターも手応えを感じました。終了後のアンケートはいかがでしたか?

阿部:ほかの研修などでアンケートをお願いしても、ひと言、ふた言しか書かれていないことも多いんです。それが今回については、熱のこもった文字量の多い回答が多数寄せられて、まとめるために書き写すのも大変なほどでした。
それだけ参加者の関心も高かったのだと思いますし、充実した時間だったと感じた方が多かったのだとあらためて喜んでいます。実施する前は心配や不安がたくさんあったのですが、結果的にはすべて杞憂に終わった。不安に思うことは何もなかった、参加者の皆さんが何かを得てくれたのだと、アンケートを見てホッとしています。

久保:「この取り組みを会社が行っていることを誇りに思います」とアンケートに書いていた人もいましたよね。

阿部:「他部署の人と話せたことが刺激になった」など、横のつながりが育まれたことに対する「よかった」という声も複数ありました。オンラインでの研修だったことについては、「初めてのオンライン研修だったけれど、集合研修より集中できた」「距離を感じなかった」という声もあり、「こういう形でよかった」という声がほとんどでした。
アンケートを添付したメールの本文に、感謝の言葉を書いていた人も複数いたことも印象に残っています。

久保:役員、部長、課長、担当者と、立場や役職の制限なくいろいろな人が参加したことで、例えば「名前しか知らなかった経営層の人たちと、SDGsについて話し合うセッションができて本当によかった」という声もありましたね。オンラインワークショップがなければそういうこともなかったので、貴重な機会になったなと思います。

 

-参加された皆さんがそれぞれに気づきや学びを得ていたことが伝わってきて嬉しいです。今後に向けてという点では何かありますか?

阿部:アンケート以外でも、社員から「自分たちの組織で何かできるのではないか」といったSDGsの取り組みへの提案がメールで届いたりしています。オンラインワークショップを通じて何かを感じ、行動しようとしている人たちが出てきていることを、非常に嬉しく思っています。

久保:SDGsに全社で取り組んでいくための次につなげる機会にしたい、との思いが最初からありました。今回のワークショップを通して、まさに「次の一歩に進みたい」「自分が何かできることがあれば動きたい」と思った人が多かったのではないかなと感じています。

また、社内に、SDGsやサステナビリティに関心の高い人たちがこんなにいるとわかった。これからみんなで何かできるのではないかと、とても楽しみです。

 

-ありがとうございます。今回のワークショップがみなさんにとって次の一歩に進みたい、と思う機会になったとうかがって、私たちも嬉しく思っています。
インタビューにお時間をいただき、ありがとうございました!

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