英語版のWebサイトが完成しました!

 

2030SDGsの英語版のサイトがオープンしました。そろそろ作らなきゃと構想を開始し始めて9ヵ月、やっと産まれた感じでひとしおです。

グローバル展開を共に進めている2030SDGsの公認ファシリテーターでもあるSkip Swansonさん(スキップさん)、陰でいろいろ支えてくれた本間玲子さん(りょうちゃん)と共にやっとスタートにたどり着いた感じです。(スキップさん、りょうちゃん、ここまでありがとう!)

 イマココラボの日本語版は当初は取りあえずあればいい、という感じでデザインもこだわらず、えいや、で作ったのですが、英語版は日本人では分からないセンスだったり、好みがあるだろう、ということでスキップさんの知り合いのメキシコ人デザイナーであるAldo(アルド)にお願いして進めました。Web制作は日本のサイトを作った浅見さん(あざみっくす)とグローバルな感じです。(アルド、あざみっくす、ありがとう!)

 

そしてこれが新しい英語版のサイトはです。

https://2030sdgsgame.com/

 

本当に素敵ですよね。

このサイトが出来る前に同様のデザインでランディングページ(1ページだけ)があったのですが、海外からの問い合わせに、そのランディングページと、イマココラボ日本語サイトを簡単に訳した英語サイトの2つをセットで送っていました。そして、多くの人が、「https://2030sdgsgame.com/ は本当に素晴らしいね」とコメントしてくれました。

逆にイマココラボ日本語サイトを簡単に訳した英語サイトも送っているにも関わらず、それには全く触れない感じです 笑。確かにショボいのですが、全く触れられなくて笑うしかない感じでした 笑。

 

 

Webサイトの完成に伴い、グローバル展開について少し書いてみたいと思います。 

2030SDGsカードゲームはイマココラボを一緒に立ち上げた稲村健夫さん(いなさん)が、いなさんの昔からの親友でありカードゲーム作成を本業としているプロである福井 信英さん(福井君)と作ったのです。

開発秘話:https://imacocollabo.or.jp/blog/story/

 

イマココラボ立ち上げ当初から、いなさん曰く「このカードゲームは天からの授かりものなので、自分が作ったというエゴに持っていかれないようにしたい。」ということを常々話していました。私もイマココラボを作っての2年間、イマココラボをカタチ作るプロセスで、私自身もこの2030SDGsカードゲームが自分のもの、的な感覚になることがあります。

ただ、その自分のものだと囲い込もうという意識が結果として、世界全体で見てみると、富の配分もそうですし、行き過ぎた資本主義もそうですし、バランスを崩した社会が現れているのも事実だと思います。 

イマココラボを通して思うのは、囲い込みたいエゴ的な自分もいる一方で、そうではない可能性、つまり、つながった世界において循環することにより持続可能な社会が生まれることにチャレンジしたい、その可能性に意識的でいることで行動に起こしていきたい、ということです。

 

 

2030SDGsカードゲームをグローバル展開するにあたって、本当に何度も何度も議論を重ねてきています。どうするかを決めていく最後のよりどころは「天からの授かりものであるこのカードゲームが、必要な人に届くために何が一番最適な方法か」です。

対照的に言えば「どうすれば一番儲かるのか」という議論もあり得て、それももちろんできます。イマココラボのアメリカ支社、イギリス支社を作り、こんな人を採用して、こんな感じで、みたいに日本のイマココラボを頂点に拡大する方法です。この方法も可能ではあるのですが、この先に見える姿は、権利を持ったイマココラボが世界をコントロールする構図です。その構図も悪くないのですが、一部に権力、権利が集中するのではなくもっとフラットで各々の地域で各々が主体性を持って進める方法を模索しています。

 

ではカードゲームを無料で配布するのがいいのでは?という声が出てくるかもしれません。そこに関しては実証済みで、無料が必ずしもベストではないケースもあるのです。

顕著な例で言えば、イギリスでカードゲームを行った時、無料のイベントx2回、有料のイベントx1回を行いました。何が起こったかというと、無料のイベントでは4-5割の人がドタキャン、来る場合でも30分遅れ続出、という感じでした。一方で有料イベントは、参加率100%、開始時間には全員揃っていました。

 

つまり、お金は人のコミットメント(本気度)を生むのです。

 

さらに、2030SDGsゲームをファシリテーションできるようになるための養成講座をおこなっているのですが、そこに参加される方の中にはお金をもらうことに抵抗がある人が必ずいらっしゃいます。しかし、お金をもらってもそれを自分が貢献したいところに流す、寄付する、応援する、ということでお金の力を使うこともできます。逆に流すお金が何もないと循環が起こらないかもしれません。

 

お金はエネルギー、循環を作るのです。

 

SDGsがここまでブームになっているのは、SDGsという土台の上にビジネスの力、お金の力を乗せることに成功したからだと思っています。

 

前置きが長くなりましたが、グローバル展開する上で「天からの授かりものであるこのカードゲームが、必要な人に届くために何が一番最適な方法か」を拠り所にいろいろな議論をしています。例えば、我々よりももっとふさわしい人や団体がいれば、その人たちにWebサイトやカードゲームの権利も含めて託してしまおう、という議論を本気でしています。 

まだまだ議論は続くと思いますが、こんなアイディアがあるよ、という方はぜひ直接、もしくは下の問い合わせフォームからご連絡いただければ嬉しいです。

 

英語版のWebサイトが出来て、いよいよグローバル展開の旅が始まった感じです。「天からの授かりものであるこのカードゲームが、必要な人に届くため」これからも進んでいきます~。

 記事:イマココラボ村中