【事例】豊田市役所 ~SDGsの本質を理解するワークショップ~
2018年2月14日、豊田市役所にて「SDGsの本質を理解するワークショップ」を開催させていただきました。
なぜ、この研修・イベントを企画・実施しようと思ったのですか?
西三河5市(岡崎市、豊田市、安城市、知立市、みよし市)は、エネルギーの地産地消、温室効果ガスの大幅削減、気候変動などへの適応という課題に対して一体的に取り組むため、連携して日本版「首長誓約」を行いました。
COP23に西三河首長誓約事務局として出席させていただき、パリ協定をどのように進めていくか、基礎自治体が連携して取り組む必要がある事を知りました。
また、当市では平成30年度から新たな環境基本計画に沿って事業を進めていきますが、自分の部署の課題だけではなく、俯瞰してみる力が非常に重要だと考え、豊田市においてもSDGsを学ぶ機会を作りたいと思いました。 そのため、今回の研修は環境部だけではなく、部を横断して参加者を募集し実施しました。
実際に研修・イベントを行ってみた率直な感想は?
率直に楽しかったです。
そして、座学よりも体験して感じることが非常に重要だと知りました。特に、ゲームのあとのふりかえりで、チーム同士が協力し合うことで多くのチームがゴール(目標達成)することが目に見えて体験できたことが面白かったです。
研修・イベントで印象深かった出来事、シーンは何ですか?
ゲームの進行が進むにつれて、受講生同士のコミュニケーション(交渉)の質が変化していたことです。
最初は自分のゴール達成を考えてゲームを進めていましたが、次第にゴールを達成できないチームのために、あるは世界の状況を良くするためにどうするか話し合っていました。
参加者の方のコメント、アンケートで印象深いものは何ですか?
業務でパートナーシップ(つながる)という考え方が大切であることや、マインドの変化も大事だけどしくみづくりも非常に重要であるということです。この体験を通して職員にSDGsの重要なエッセンスが響いたと思いました。
あなたにとっての「持続可能」とは何ですか?
子どもや孫たちがいつまでも豊かに暮らせることです。
この記事を読んでいる読者の方にコメントをいただけますか?
SDGsの目標やターゲットを読み込むことは大切なことですが、まずは体験を通して本質を理解した方がよいと思います。このゲームは本質を楽しく理解できます。また仲間づくりのツールとしても有効だと感じました。
最後にひとことお願いします!
とても貴重な機会を体験させていただきまして、ありがとうございます。 市役所内でつながるだけではなく、近隣市町村などともつながりあいながら、まずはできることから楽しく取り組んでいきます。